music & clulture カマカと巡るアロハのある場所
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ポエポエとはサザンオールスターズのベーシスト、関口和之さんがオーナーを務めるウクレレ・ハワイアン雑貨専門店&カルチャースクール。ウクレレを始めとしてさまざまなハワイアン・カルチャーを楽しめるとのことで、きっとアロハを見つけられるはず! とさっそく行ってきました。ショップとスクールを全3回に分けて紹介します。



「ウクレレって、ほかの楽器とは違う“ウクレレ”という
 独特のジャンルなんです」


東急東横線・祐天寺の改札を出て、線路沿いに歩くこと3分。名前の通り、なんとなくのんびりした佇まいでそこにあります。恵比寿に集まるハワイアンショップとは一線を画するこののんびりさが、またいいんです。ドアを開けると、スタッフの牧野美香さんと堀口潤さんが笑顔で迎えてくれました。

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店内には関口さんやスタッフがセレクトしたウクレレが壁にずらりと並んでいる。

 ショップの階下ではウクレレをはじめ、フラやハワイアンキルト、リボンレイなどのハワイアンカルチャースクールも開催されています。もともとはテディベア好きだった関口さんと奥さんが作った「のほほんベアーズ」というテディベアショップが原点。そこでウクレレも販売するようになり、ウクレレを教える場所も作りたいと、近所にウクレレ・スクールをオープンし「ポエポエ」と命名。そこにスクールの生徒たちのサロン的ショップを併設し、2003年に現在のショップ&スクールが完成。ポエポエの生徒数は、のべ2000人ほど。現在は東京と名古屋の2店舗でハワイの文化を広めるべく、のほほんと営業中。どんなお店なのかを探るため、スタッフの二人にお話を伺いました。

ショップのテーマは?

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堀口「ハワイの文化を、ウクレレを通してみんなに紹介したいと考えています。ウクレレが人と人のふれあいのきっかけになればいいし、ここがふれあう広場みたいな場所になればいいですね。オーナーの関口は“ウクレレを日本に広めたい”という想いが強いので、ボクたちもウクレレを売るために人を集めるのではなく、コミュニティを広めるためにウクレレを売る、という感覚でやっています」。
牧野「人を愛して人から愛されるようなショップにしたいです。用事がなくても行ってしまう楽しいお店がいいですね。実際、世間話をして帰るだけのお客さんも多いんですよ」。

その言葉通り、お客さんとはフレンドリーなコミュニケーションが定番。入ってくるスクールの生徒さんたちはみな笑顔で楽しそう。

そのためにどんな店作りをしているの?

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牧野「特に決まりはないし、関口さんも『こうしなさい』とは言わないんです。言葉にしなくても『感じろ』っていうことなんでしょうね。可愛くて、癒されて、おもしろい楽器であるウクレレを広めたいという関口さんの想いや情熱をスタッフそれぞれが感じているので、みんながその意思を共有して、同じ気持ちになっているんだと思います」。

 ポエポエにマニュアルはない。オーナー関口さんの考えを一方的にスタッフに押し付けることはなく、スタッフがみな自分自身で、お客さんにとって何がいいことなのか、幸せなのか、楽しいのかを考え、実践しています。

 店内にはウクレレ以外にもアロハシャツやハワイアン雑貨などが所狭しと並び、ハワイの雑貨屋さんのような雰囲気。取材班の一人も、大人気のマヌヘアリィのアロハシャツをさっそく購入していました。

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マヌヘアリィをはじめ、シャツやワンピースなどのウエアも揃っている。

どんなお客さんが多いの?

牧野「男性4割、女性6割くらいです。最近は特に30代の女性が多いですね。はじめはなんとなく来てみた、という人が多いんですよ。スクールに通う人は、人とのふれあいを楽しみに来てくれるみたいです」。

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ポエポエのイメージキャラクター、のほほんベアーのグッズもたくさん。
 最初にここを訪れるのは、きっとハワイアン・ミュージックなどハワイの文化に興味がある人たちなんだろうと思いきや、「なんとなく」という理由でウクレレを手にする人が圧倒的に多いそう。ほかの楽器とは違い、簡単に弾けるようになるウクレレだからこそ、特にきっかけもなく始められるのかもしれません。


ウクレレの魅力って?

牧野「ウクレレって、誰でもすぐに弾けるようになるし、楽器の手前にあるジャンルのように思います。ほかの楽器とは違う、“ウクレレ”という独特のジャンルなんです。自分で何か音楽をやりたいと思っても、ほかの楽器だと敷居が高いというか、足踏みしちゃうんですけど、ウクレレは手軽にのほほんと楽しめるし、音楽にふれるきっかけとして最高ですよね」。
堀口「ウクレレの音って、その場の空気をゆるくしてくれ、気持ちを和ませてくれます。その平和な感じがたまりませんね」。

 ウクレレは人と同様に個性を持っている。どんなウクレレと出会うかは縁であり、その縁がまた人を呼ぶ。こうして丸い輪のようなコミュニティはどんどん広がっていく。それはどんな楽器でも同じかもしれませんが、ウクレレの優しいキャラクターが作るコミュニティはやっぱり優しいものになるのでしょう。

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人気アイテムのウクレレコード下敷きとダイアグラムゴム印。ウクレレの練習には必須!

カマカってどんな存在?

堀口「カマカの音はなじみ深いし、どこか懐かしい音がします。聴いていて落ち着くんです」。
牧野「私は以前ハワイに住んでいましたが、ハワイではカマカの音しか聞こえない、っていうくらいカマカばかりなんですよ。だからカマカの音は心をハワイに連れて行ってくれるし、ハワイアン・ウクレレ=カマカという不動のポジションがあるので、『カマカを買っておけば間違いない』という安心感があります」。

 と、カマカの音に対する信頼は厚い。スタッフは初めてのお客さんには比較的手にしやすい価格のウクレレを勧めることが多いそうですが、最初から「いい音のウクレレがほしい」と、カマカを買って帰る人も多いとのこと。


「Musician's Talk」のインタビューで関口さんは何度も「アロハの心」「ハワイへのお返し」という言葉を使っていました。
ALOHAとはもともとALO(分け合う)+HA'A(呼吸)という意味。彼の「分け合う」「還元する」というアロハスピリットがポエポエのスタッフにも深く浸透しているんだと感じました!


Shop Data

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東京都目黒区祐天寺2-15-16エスパス2 1-S
TEL 03-3716-1339 FAX 03-3716-1382
E-mail poepoe@nofofon.com
URL http://www.nofofon.com
営業時間 火〜土12:00〜20:00/日・祭日11:00〜19:00 定休日 月曜

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店先のショップボードとのほほんベアーが目印。
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