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　ウクレレイベント情報とイベントレポート

ウクレレピクニック2009 in HAWAII　レポート

2000年に湘南で始まったウクレレピクニックは2009年で10周年。それを記念して、ついに「ウクレレピクニック2009 in HAWAII」が2月14日に開催されました！　ハワイの青い空の下、海を眼前に見渡すカカアコ・ウォーターフロント・パークで日本とハワイのミュージシャンたちが共演。出演者も観客もみんなで音楽三昧・ウクレレ三昧の1日でした。その模様をダイジェストでお伝えします。詳細は後日カマカ・ウクレレ・クラブが発行するフリーペーパーをお楽しみに！


ここが会場となったカカアコ・ウォーターフロント・パーク。えひめ丸の慰霊碑がある公園で、目の前にはケワロ湾の海が広がっています。この海は波乗りポイントとしても有名。			イベントのエグゼクティブ・プロデューサーである関口和之さんとツーショット。

　午前11時、関口和之さんの挨拶でイベントは幕を開けました。関口さんの念願であったハワイでのウクレレピクニック開催。ハーブ・オータさんの音楽に出会ってから今日に至るまでの経緯と心境を語ってくれました。ウクレレピクニックに込められた「平和」や「愛」というメッセージが世界中へ広がってほしい、ハワイのアロハスピリットをたくさんの人と共有したい、そんな彼の夢の第１歩が今日のイベントなのです。


ハワイですから、イベントはチャントとフラで始まります。クムフラ、ホク・ニヒパリと彼女のハラウの生徒たちが華麗なフラを披露してくれました。


ハワイと多くの類似点を持つ沖縄の音楽、「琉球国祭り太鼓」の演奏。その後はロイ・サクマ・ウクレレ・スクールの生徒たち、コアロハ・バンド、アロハ・ヌイ、プアプア・バンドとウクレレの演奏が続きます。


ジョディ・カミサトと、彼のウクレレの生徒であるクリス・サルバドールが二人でプレイ。途中からほかの生徒たちも加わってみんなで「Hawaii Aloha」を演奏。

うすいなおこさんとフジテレビ「アイドリング」の遠藤舞さんが共演。うすいさんは着物を羽織って素晴らしい歌声を聴かせてくれました。遠藤さんはウクレレを始めてまだ3ヶ月だそうで、「ウクレレ界のビッグな方々の中で演奏できて光栄です！」と興奮さめやらぬ様子。


クリス・カマカとブライアン・トレンティーノ。ウッドベースとウクレレで大人の音楽を奏でます。やっぱりクリスの歌声は素晴らしい！		期待の新星、平井大くんはオリジナルを3曲演奏。17歳にしてこのテクニックに、ハワイの人々も聴き入っていました。

　ウクレレスクールに通う子供たちからウクレレ界の大御所まで、さまざまな人々が演奏します。音楽を楽しむのに、腕前や知名度は関係ないんです。そのうえ入場も無料で誰でも参加でき、観客も子供からお年寄りまでみんながリラックスして音楽を楽しんでいます。力の抜けたゆるい雰囲気はウクレレイベントならでは。
　途中パラパラと雨が降ることもありましたが、ハワイの雨は’Blessing Rain’（祝福の雨）。すぐにやんでまた太陽が照らしてくれます。雨のおかげでキレイな虹が架かりました。そう、雨が降らなければ虹は出ないんです。まるで日本とハワイをつなぐような祝福の虹の出現に、関口さんも嬉しそうです。



	MAUNALUAのブルース・スペンサーを中心とするユニットUNDA KAVA、KAPENA、MANOA DNA、VAIHIと地元ハワイの人気ミュージシャンたちの演奏が続きます。スタンダードなハワイアンからポップス、日本語の「涙そうそう」まで、さまざまな音楽が楽しめます。VAIHIのステージにはフラダンサーたちも参加し、「Nakapueo」など数曲を踊りました。

BEGINの島袋優さんとキース・ナカガネク。島袋さんはギターと三線をチャンプルした愛用の楽器である一五一会とウクレレを演奏。「BEGIN以外でステージに立つことはなかなかないのですごく緊張しました。でも沖縄とハワイは文化が似ているので、馴染めたのではないかと思います」。


カマカのカスタム8弦ウクレレを持って登場したTAIMANE。ジェイク・シマブクロにウクレレを習ったという彼女のテクニックと素晴らしいプレイに観客は拍手喝采でした。「バンドになると盛り上がってアクションが派手になっちゃうの」と笑うキュートな笑顔が印象的。

　会場にはたくさんのブースが出展し、ランチを食べたり、お買い物を楽しむことができます。もちろんカマカのブースもあり、カマカ・ファミリーが集いました。途中ウクレレが風で倒れて傷ついたりもしましたが、そこはハワイアン。細かいことは気にせず、常に笑顔です。
　ラッフル抽選会では参加者がチケットを購入し、お目当ての商品ボックスに名前を書いたチケットを投票します。ウクレレをはじめ、さまざまなグッズが観客に当たり、当選者は最高の笑顔を見せていました。

KONISHIKI＆TAUPOU。やっぱりKONISHIKIさんの存在感は圧倒的。奥様であるTAUPOUさんも素晴らしいファルセット・ヴォイスを披露していました。最後は観客も総立ちで「Aloha Mahalo A Hui Hou」を歌いました。

サプライズ・ゲストとしてつじあやのさん登場！　ハワイでのステージは初めてという彼女ですが、リラックスして楽しみながら演奏している様子が伝わってきました。

IWAOさんもハーブ・オータさんの演奏に感銘を受けて自身がウクレレを始めた旨のスピーチの後、ソロ・ウクレレを2曲披露。会場を盛り上げてくれました。

関口さん（ウクレレ）、IWAOさん（バンジョー・ウクレレ）、分山貴美子さん（口笛＆ウクレレ）、ヤナギマン（ベース）、高橋結子さん（パーカッション）の関口和之バンドの登場です。おなじみの名曲「雨にぬれても」や「蘇州夜曲」、「Bittersweet Samba」などを聴かせてくれました。

トリはウクレレの神様、ハーブ・オータさん。彼の弟子であり親友でもあるロイ・サクマさんとのセッションは鳥肌が立つほど素晴らしいものでした。関口さんがロイさんのスクールで初めて習ったという思い出の曲「Song for Anna」などをゆったりと聴かせてくれました。

最後は全員で「Hawaii Aloha」でフィナーレ。昔からハワイの人々はみんなでこの曲を歌って心を一つにするのです。観客も隣同士手をつなぎ、会場中が一つになりました。

　「日本ハワイ化計画」と題してウクレレ普及活動を続けてきた関口さんの活動は、このウクレレピクニック2009 in HAWAIIでさらに大きく飛躍を始めました。日本とハワイを音楽でつなげたい、そのためにハワイでウクレレイベントを開催したい、そんな彼の気持ちにたくさんの人々が共感し、協力してくれたからできたイベントです。会場にいたすべての人々がアロハを共有し、音楽をより身近に感じることができた１日でした。
　今日はウクレレの歴史に新たな１ページが加えられた日であり、今後の関口さんの大きな夢である「ハワイにウクレレ・ミュージアムを設立する」ための第１歩となりました。今後のウクレレピクニックや関口さんのウクレレ普及活動から目がはなせません。

ウクレレピクニック2009 in HAWAII出演者

Ryukyukoku Matsuri Daiko Hawaii
ROY SAKUMA UKULELE BAND
KOALOHA BAND
ALOHA NUI from “KANILEA UKULELE”
UKULELE PUAPUA BAND
Jody Kamisato & Chris Salvador
UKULELE HALE (110 students)
うすいなおこ&遠藤舞（from FUJI TV "IDOLING"）
Chris Kamaka, Nate Mata & Bryan Tolentino
平井大
Bruce Spencer from MAUNALUA
KAPENA
MANOA DNA
VAIHI
島袋優 (BEGIN) & Keith Nakaganeku
Taimane Gardner
KONISHIKI & TAUPOU
Anelaikalani & Alden Kai’aokamalie(from PANDANUS CLUB)
つじあやの
IWAO
関口BAND
Ohta-san (＆ Roy Sakuma)

（出演順）

Text：MASUMI NAKAJIMA（RAVEN WORDS'WORKS）
Photo：YASUHIKO ROPPONGI（OFFICE SIXX）
Design：TARO WATANABE（77GRAPHICS）

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