jake ジェイク・シマブクロ ソロデビュー10周年記念特集
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↑コレがこだわりのウォーターボトル。
 東京オーチャードホール初日。この日はソロライヴです。会場には贈られたたくさんの花が飾られ、ドアの外では観客が今か今かと開場を待ちわびています。リハーサルは心なしか、いつもより緊張感が漂っています。

 開場とともにたくさんの観客が物販ブースに集まってきました。この日はツアーグッズの中にウォーターボトルが初お目見え。健康志向のジェイクらしく、アルミではなくステンレスを使ったこだわりのボトルです。


物販ブースは大盛況でスタッフ総出で大忙し。
 この日は地方のライヴで会ったお客さん何人もと再会しました。いいライヴは何度観てもやっぱりいいわけで、1つのツアーに3回も4回も足を運ぶ人もいます。レポーターのわたくしはこの日5回目のライヴでしたが、ジェイクのライヴは観るたびに違う表情を見せるのです。もちろんセットリストも変わりますし、ジェイクのプレイも違う。会場によって音響も異なれば、観客とともに作り上げるライヴ全体の雰囲気もさまざまです。ライヴはその言葉通り、生きているんだなぁと思わずにはいられません。


初日の大阪や金沢のライヴでボランティアスタッフをしていた方々。

この日のボランティアスタッフさんたち。怒涛の物販、お疲れさまでした!

 ライヴの中盤に“平和”をテーマにしたバラード3曲があります。ジェイクが言うところの“真面目セクション”。そのうちの一つ「Go For Broke」という曲は第二次世界大戦時の日系アメリカ兵を想って作った曲だそうです。戦争中、差別とも闘い打ち砕いた日系二世たちによるアメリカ軍部隊442連隊の合言葉が「Go For Broke(当たって砕けろ)」なのです。第二次世界大戦ではアメリカで暮らす日系一世・二世は複雑な立場にあり、人種差別も大変なものだったといいます。


最後は観客総立ちで「Crazy G」。すごい熱気でした!
 一人でオーチャードホールの大きなステージに立つジェイク。彼は日本人の血を受け継いだ日系五世です。これまでの歴史、戦争と平和、家族の絆、さまざまなものを引き受けながら、ジェイクは音楽を奏でるのでしょう。彼の音楽にはふとしたフレーズや和音の響きに日本的なものを感じることがあります。そんなときは彼の家族や祖先のことまで想像してしまいます。素晴らしいファミリーに囲まれ、今のジェイク・シマブクロは形成されたのでしょう。そして自分の家族にも想いは巡ります。ジェイクの音楽にはそんな力があるのです。
 

NHK文化センターでウクレレを習っているという女性。「ジェイクさんの演奏にはいつも感動して涙がでちゃうほど」。
ハワイでジェイクを知り、今回はじめてライヴに来たという女性たち。「ライヴ最高でした!」
会場でMIGMウクレレを購入していた女性グループ。「これからたくさん練習します!」
この日の「MIDORI」で素晴らしいセッションを聴かせてくれた名渡山遼くん(17歳)と。


Q:ウクレレの音って、どんな音?

A「ウクレレそのものの音はハイピッチだということもあり、まるで子供が笑うような音ですよね。楽しい気持ちを人々に与えると思います。それにとてもシンプルでわかりやすい音だから、聴いていると優しくなれるんだと思います」



ボランティアスタッフのみなさんと。

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