調弦とお手入れ方法 Products

ウクレレのチューニング

クレレのチューニングは簡単です。チューニングを行うにはピッチパイプ、音叉などいろいろなアイテムを用いますが、ウクレレの場合クリップタイプのデジタルチューナーがおすすめです。

 ◎チューニングをする前に
チューナーでは音階をアルファベットで表記します。
例えば「ド」は「C」、「ソ」は「G」となります。
詳しくは下記の表をご覧ください。

ファ

C

D

E

F

G

A

B

ウクレレの音階は一番上の弦(4弦)から順に「ソドミラ」となり、これを上記の表を参考にアルファベットに置き換えると「GCEA」となります。これはギターの5フレットにカポを装着したのと同じ音程になります。
(ただし4弦は1オクターブ上になります。)


 ◎ウクレレをチューニングしよう
まず、チューナーの電源を入れクリップ部をウクレレのヘッドに挟みます。
そして一番上の弦、すなわち4弦を鳴らしてみましょう。チューナーのメーターが反応するはずです。
次に、ペグを正面から見て反時計回り(1弦と2弦は時計回り)に回しましょう。音程が上がっていきますので、4弦の音「G」がチューナーに表示されるまでゆっくりペグを回します。「G」が表示されたらチューナーの針が真ん中に来るまでペグを少しずつ回していき微調整をします。これで4弦のチューニングは完了です。
続いて3弦、2弦、1弦と行っていきましょう。
1弦まで完了したら1弦の3フレット目を押さえて全部の弦をポロンと鳴らしてみましょう。
きれいな和音が出たらチューニングが合っている目安となります。濁った感じに聞こえたら再度各弦を微調整し、チューニングを完了しましょう。

※ウクレレの弦はナイロンでできていますので、チューニングをしてすぐは安定しません。こまめにチューニングを行いましょう。特に新品のウクレレ弦を張った後は安定するまである程度の時間を要しますのでご注意ください。


チューナをセットしたところ。

ウクレレのお手入れ

クレレには難しいお手入れはありません。
弾き終わった後には軽く楽器用のクロスで乾拭きをしてください。
カマカウクレレの塗装は目の粗い物で拭くと傷がつく恐れがありますので、楽器用のクロスをおすすめします。
手の汗やあぶらが、楽器の塗装を劣化させる要因となります。ネックの裏と、ボディーを正面から見た左下部(ひじの当たる部分)を中心に、乾拭きする習慣をつけておくと、長く愛用することができます。
手のあぶらなど乾拭きでも落ちにくい汚れはポリッシュを使うとよいでしょう。Martin社から発売している「Martin Professional Guitar Polish」がおすすめです。これを少量クロスに吹きかけウクレレを磨き、最後に乾拭きをしてください。
フィンガーボード(指板)の汚れにはレモンオイルが効果的です。フィンガーボードの汚れをとるだけでなく保湿効果もありますので、冬場の乾燥時期にも安心です。

また、夏場は湿気が多く、ウクレレが湿気を吸ってしまうと音が悪くなるばかりか表板が変形をおこしてしまいます。このような時期は高温多湿になる場所には保管しない、ケースの中に楽器用の乾燥剤を入れるなどの処置を行うとよいでしょう。

逆に冬場は乾燥して、表板が割れてしまう恐れがありますので、Ukulele Breath等の加湿剤の使用をおすすめします。 カマカウクレレは4年の自然乾燥を経て作られていますが、それでも湿度環境で木は動きます。少しでも状態に不安を感じたり、異常を感じたら、ためらわずに最寄の楽器店、又は当ウェブサイトまでご相談下さい。

 

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