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ジェイク・シマブクロ ソロデビュー10周年記念特集
今回のツアーではジェイクがウクレレから持ち替え、ギターを弾く曲があります。「Taiyo」と題されたこの曲は、その名の通り明るい太陽をイメージさせる、さわやかなで流れるようなメロディが特徴。この日ジェイクにクロサワ楽器から新しいギターが届けられました。それはスペイン製の「クエンカ・マデュラス」というエレクトリック・ガット・ギター。楽屋でひたすら弾き続けていたジェイクはお気に召したようで、さっそくステージで初披露となりました。
「この新しいギター、エクササイズして痩せた!」 (ボディの厚みが薄いギターなんです…)
ハワイで何度もジェイクのライヴを観ているという奥さんと、この日が初めてという旦那さん。
アレンジしたイントロを弾きはじめるジェイク。フラメンコ・ギターのように弦を激しくかき鳴らすコード奏法で、力強く正確なリズムとなめらかなメロディをギター1本で聴かせてくれます。低音は深みがあり、高音はまるで鈴が鳴っているような美しいサウンドが会場に響き渡ります。弾く楽器により自在に変えるパフォーマンスに、ジェイクのミュージシャンとしての懐の深さを垣間見た瞬間でした。
単身赴任中の旦那さんのもとに神戸から奥さんがやってきた夫婦。よく一緒にいろんなライヴを聴きに行くそう。
金沢でのライヴは久しぶりとのことで、新潟公演から少々セットリストを変え、「サボテンの花」「Help!」など、一般的に馴染みのある曲をウクレレで聴かせてくれます。開演前に観客の方々から話を伺いましたが、この日は初めてジェイクのライヴを観るというお客さんが多いように感じました。初めてのライヴでは知っている曲を聴くのが嬉しいもの。そしてジェイクのウクレレで聴くことで、ウクレレという楽器自体の音の魅力も伝わったでしょう。
アンコールで登場したのはMIGMウクレレ。これはジェイクが主宰するチャリティ・プログラム「Music Is Good Medicine」の一環としてジェイクがプロデュースしたウクレレです。ライヴ会場でも販売され、収益金の一部はコミュニティ活動の支援金として寄付されます。このソプラノウクレレを使い、アンプラグドで「Ulili E」を聴かせてくれましたが、その素朴な音色の可愛いこと! 会場のお客さんの中にはきっと「私も弾けるようになりたい」と思った人も多いでしょう。まさに私がそうでした。
その後いつものウクレレに持ち替え「Blue Roses Falling」「Ichigo Ichie」でしっとりと、そして最後は「Hula Girl」で締めくくりです。会場ごとに違う選曲とパフォーマンスで、何度観ても飽きません。最終日はどんなライヴになるのか、どんどん期待が膨らんでいくのでした。
ジェイクのライヴは初めてという女性3人組。TV番組「旅チャンネル」でジェイクを知り、興味を持ったそう。
親子3代ファミリーはおばあちゃんが初参加。「ウクレレはハワイのイメージしかなかったので、想像していたものと全然違いました。本当に楽しくて、感動しました」。
Aloha Style
で紹介している金沢の楽器店「van vanミュージックファクトリー泉ヶ丘店」のスタッフ吉田さんも観に来ていました。
撤去作業中のツアークルーたち。後ろ姿のツアーマネージャー高橋さんはカマカTシャツを着ています♪
ライヴ終了後、ボランティア物販スタッフの二人はそれぞれサインをもらって記念写真。嬉しい瞬間です。
Q:そんなに激しくストラミングして、腕が疲れない?
A「すごく激しく弾いているように見えるだろうけど、実際はアンプラグドで弾いたら音が聴こえないくらいソフトに弾いているんです。すばやく撫でるような感じ。ピックアップをつけてアンプから音を出すから、すごくハードに聴こえるよね。今日の『Ulili E』のようにアンプを通さないウクレレの音との違いに注目してみてください。腕はそんなに疲れてないよ、ダイジョブ!」
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