いよいよ「I Love Ukulele Tour 2011」のファイナル、宮崎です。この日の午前中、ジェイク一行はみやざき市街地から車で1時間ほどの川南町にあるみやざき中央支援学校を訪れました。会場に足を運ぶことができない人々に音楽を届ける「ふれあいの旅」での訪問です。体育館に集まった車椅子の生徒たちに演奏をプレゼントし、音楽が大好きな先生たちと家畜伝染病口蹄疫の被害の際の宮崎県の応援歌「太陽のメロディ」を共演。その後は人工呼吸器をつけているため体育館に行くことのできない人々の病室を回り、1曲ずつ演奏したジェイク。そこには言葉に尽くせない感動がありました。その模様は「エッセイ」と「ふれあいの旅」をご覧ください。
開演するとジェイクも観客もノリノリで、“ウクレレ・ロケンロー”の「Bring Your Adz」は大きな黄色い歓声に包まれます。ホールの音響も素晴らしく、「Taiyo」のギターも一音一音がクリアに、ダイナミックに迫ってきます。
「Midori」のゲストは横浜からやってきた宮崎敏さん。中学生の頃からギターを弾き、ウクレレを弾いて10年というかなりの腕前を披露し、弾き終わるとジェイクから「完ペキ~!宮崎さんin 宮崎!!」との賛辞(?)を贈られました。
アンコールの「Ulili E」「Every Breath You Take」「Crazy G」の後、興奮冷めやらぬ観客はダブルアンコール。「Over The Rainbow」です。この曲はジェイクが子供の頃に母親がよく歌ってくれたそうで、聴いているとハワイのゆるやかな空気が流れてくるのを感じます。そしてさらにトリプル・アンコールで「Crosscurrent」。全身全霊を込め、ここにいるすべての人にウクレレへの愛、音楽への愛、そして日本への愛を伝えるステージでした。