jake ジェイク・シマブクロ ソロデビュー10周年記念特集
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ライヴ会場である新潟LOTSの前で開場を待つお客さんたち。
 前日の大阪でのライヴの後、鳥鍋を食べたというジェイク。「チョーおいしかったー。新潟のゴハン楽しみ!」と午前中から夜の食事を楽しみにしているようです。会場へ向かうジェイク一行と別れ、私たち取材班は新潟市内にある楽器店「あぽろん新潟SATY店」へ向かいました。ここは新潟随一のウクレレの品揃えを誇るショップで、カマカも新品からヴィンテージまで取り揃えてあります。お客さんであり、息子と一緒にウクレレを楽しんでいるという中年女性が「ウクレレって、弾く人によっては涙が出るほど心に響く音だよねぇ」としみじみと語ってくれました。詳細はAloha Styleページをご覧ください。

 今日のライヴの会場となった新潟LOTSはラジオ局FM新潟本社社屋内にあるライヴハウス。ステージとアリーナの距離が近いため、アーティストを身近に感じられるライブスペースとして人気があるそうです。開場前からお客さんは行列を作り、ジェイクに会えるのを今か今かと待ちわびています。


「MIDORI」で共演したKazyさんとジェイク。二人は以前バンドで一緒にプレイしたこともあるらしく、息がピッタリでした。
 この日は開演時間を過ぎても楽屋でウクレレを弾き続けるジェイク。前日のステージを踏まえ、いろいろと考えるところがあるようです。ライヴは15分押しで幕を開けました。「Ukulele Rock'n' Roll in Niigata!!」
 しょっぱなからジェイクも観客もテンションが高いです。小さめの会場ではジェイクの動きや指使いがよく見え、その凄まじさがビシビシと伝わってきます。観客は「ブラボー」の連発で、会場はかなりの熱気。
 10曲目、「MIDORI」のゲストでステージに登場したのが、レコード会社ソニーのジェイク担当プロデューサー伊藤和彦さん、通称Kazyさんです。ご自慢のカマカ・ジェイクモデルをバリバリ弾きこなし、ジェイクとの息の合ったプレイでさらに盛り上げてくれました。

ダブルアンコールの「Crazy-G」で超高速ストラミングを前に気合いたっぷりのジェイク。
 ライヴの後半には“平和”をテーマにした演奏があります。第二次世界大戦で戦った日系アメリカ兵への尊敬の気持ちを込めた「Go For Broke」、親鸞聖人の言葉「安穏」をテーマに慈悲や思いやりの気持ちをウクレレの音色に託したという「Annon」、レナード・コーエンの名曲「Hallelujah」のカヴァーという3曲をじっくり聴かせてくれるコーナーですが、この日は第二次世界大戦の終戦記念日。ウクレレの優しく深い音色に、特別なものを感じたのは私だけではないでしょう。
 アンコール「Crosscurrent」「Ichigo Ichie」「Hura Girl」の後も観客は熱が冷めやらぬ様子。ダブルアンコールで再度登場したジェイクはアレンジしたばかりというポリスの「Every Breath You Take」や「Crazy-G」を聴かせてくれ、会場はまたもや大盛り上がりとなり、幕を閉じたのでした。ウクレレ1本でこんなにも聴く人を熱くするジェイクの才能、すごいですよ。
 

これからウクレレを習い始める予定だという観客の女性たち。「ジェイクの魅力は、ウクレレ1本だけであそこまで感情表現できるところ!」

福島から来たという観客のファミリー。一家そろってジェイクのファンで、臨床心理士の長女さんはウクレレを治療に取り入れているそうです。

物販のお手伝いをしていたボランティアスタッフのお二人はともにウクレレプレイヤー。怒涛の販売、お疲れさまでした!

ウクレレ教室に通っているという観客のお二人。「ジェイクのウクレレケースをオークションでゲットしたので、カマカのテナーを買いました。順番逆ですかね(笑)」

2009年にふれあいの旅で訪れた新潟県の荒沢小学校の先生と。「ウクレレ作りの授業をジェイクさんに見ていただいた子供たちは、その後老人ホームで演奏したりなど、ウクレレを通していろんな活動をしています!」。先生はこの日、自作のフライングV形ウクレレを持参。

「楽しかった~! 新潟盛り上がりましたね。お客さんの表情が見えるライヴハウスは親密な感じがして大好き。もちろん昨日の大阪もとても素晴らしかったし、各会場で雰囲気も音響もお客さんの反応もそれぞれ違うのが楽しいです。今回のツアーではソロだけじゃなくバンドのライヴもあるし、バンドも会場によって編成が違うので、アレンジもその都度変わります。僕はいつも同じことをやるというのができない性格なので(笑)、毎回変える方が性に合っていて楽しいんです。僕自身がそれぞれのライヴを100%楽しみたいと思っています」



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