musician's talk ウクレレを愛するミュージシャンへのインタビュー
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sekiguchi

ウクレレという自分の原点


ウクレレピクニック2012イン・ハワイのステージ。前半はいつものギターで聞かせます。
――今日ステージで弾いていたウクレレは?
「これは手に入れたばかりのカマカ・テナーです。トップはスプルースで、サイドとバックはコアを使っています。ケイシー・カマカに頼んで作ってもらいまいた。すばらしい仕上がりでとても満足しています」

――どうしてウクレレをカスタムオーダーすることにしたんですか?
「最近、自分の音楽にもっとウクレレを取り入れたくなって、ステージでも使えるものが欲しくなったんです。もともと僕はウクレレからスタートしているので、原点に帰るっていう感じですね。それでオーダーしました」

――ウクレレはいつから弾き始めたんですか?
「13歳のときに始めました。2年くらいウクレレを弾いて、次にギターに持ち替えて、それからはずっとギターをメインに弾いてきました。そのあいだにも時々ウクレレを弾くことはあったけれど、これからはもっと本格的にウクレレもフィーチャーしたいと思っているんです」

――ウクレレの魅力とはどんなところでしょう?
「僕にとってウクレレは、ストラムを楽しむ楽器ですね。いろんなストラミングがあって、それをいろんなリズムで自由自在に弾けるから、万能な楽器だと思います。小さくて持ち運びもラクだし。ビーチでだって気軽に弾けるし、海外に持っていくのに携帯性もいいし、バスルームにだって持って入って弾けてしまうんですから!(笑)。そういう意味では、とてもパーソナルな付き合いができる楽器ですよね。だからみんなウクレレを持つべき! みんなにウクレレを弾いて楽しんでほしいです」

――曲を作るときはウクレレを使いますか? それともギター?
「両方使います。でもメロディーを見つけるにはウクレレがいいですね。シンプルだからこそ邪魔が入らないというか……」

――そうやって作った曲を歌うあなたの歌声がまたすばらしいですね。ファルセットとナチュラルなヴォイスをうまく使い分けていて、すばらしいです。
「いろいろなアーティストから影響を受けていますよ。特にカペナのケリー・ボーイ・デ・リマが大好きでした。もうひたすら真似をして歌う練習をしていました。そうやってだんだん自分のスタイルができたんだと思います」


後半はウクレレをプレイ。ファルセット・ヴォイスのヴォーカルがなんともすばらしい。
――その声を保つためにしていることはありますか?
「とくにありませんが、ステージ前には乳製品を避けて水をたくさん飲みます。あと本番前はたくさん喋ります。もうずーっと喋っています。喉をウォームアップしているんです(笑)」

――(笑)。これからの活躍を楽しみにしています。今年の予定は?
「今年中にニュー・アルバムのレコーディングをします」

――それは楽しみですね。メリー・モナーク・フェスティバルには参加しますか?
「もちろん行きますよ。ヒロはホームタウンですしね。みなさんも楽しみにしていてください!」























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