「ウクレレはセラピーそのもの。
孤独な時間も癒してくれる」
ハワイ音楽界の重鎮、エディー・カマエ。「サンズ・オブ・ハワイ」を結成して60、70年代のハワイ音楽シーンをリードし、古き良き“オーセンティック”・ハワイアン・ミュージックに新しい命を吹き込んで蘇らせた。その後のハワイアン・ミュージックに大きな影響を及ぼし、彼が残したハワイ音楽史への功績は数えきれない。あのオータサンもエディーの影響を受けているのは有名な話。そんなエディーがウクレレとともに歩んできた音楽人生について、話を伺った。
EDDIE KAMAE Profile
1927年8月4日ハワイ・ホノルル生まれ。15歳ごろからウクレレに親しみ、ハワイ大学のバーバラ・スミス教授のもと音楽理論を学ぶ。21歳でウクレレ中心のデュオ「ウクレレ・ラスカルズ」を結成してプロ・デビュー。続いてレイ・キニーのバンドに加わって米本土への演奏旅行などを行ったのち、ギャビー・パヒヌイ、ジョー・マーシャル、デイヴィッド・ロジャースと組んで「サンズ・オブ・ハワイ」を結成。ラテン・ミュージックやジャズの影響色濃いピッキング奏法で演奏するウクレレ・スタイルで1950年代以前にウクレレをソロ楽器の地位に引き上げた。彼の作曲した「E Ku'u Morning Dew」はハワイ音楽のスタンダードソングとなっている。ハワイのネイティブ・カルチャーにスポットを当てるドキュメンタリーフィルム製作にも力を注いでいる。
サンズ・オブ・ハワイ オフィシャル・サイト
http://sonsofhawaii.com
ハワイアン・レガシー・ファウンデーション(エディー制作フィルム・ドキュメンタリー)
http://hawaiianlegacy.com
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『Yesterday and Today』
Eddie Kamae & the Sons of Hawaii
(輸入盤) |
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『Yesterday and Today, Vol. 2』
Eddie Kamae & the Sons of Hawaii
(輸入盤) |
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Text:DAISUKE YOSHIMI
Photo:YASUHIKO ROPPONGI(OFFICE SIXX)
Design:TARO WATANABE(77GRAPHICS) |
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