第2回くまレレピクニック
熊本県のウクレレ教室の講師たちが手をつなぎ、「教室の垣根を取り払ってウクレレ三昧の一日をみんなで楽しく過ごそう!」と2011年にスタートした「くまレレピクニック」。第2回目が2012年4月22日に開催されました。
レポート&写真提供:ボンボ藤井
熊本県内のウクレレ講師10名とその生徒たちを中心に、ウクレレプレイヤーが集まりみんなで楽しくウクレレを弾く「くまレレピクニック」。第2回目の今年は雨のため会場を江津湖公園から熊本市動植物園に移して開催されました。
県の枠を超え全国から一般参加を募集した今回は、3.11東日本大震災の被災地である東北からもエントリーがありました。「東北は頑張っています! 応援ありがとうございます!」というメッセージを伝えに来たというウクレレインストラクターの鈴木昭寿さんを含め、生徒、一般を合わせて総勢約200名が参加。
各教室の生徒たちが発表会形式で次々に演奏を披露していきます。場所が動植物園ということもあり、今までウクレレに接する機会のなかった観覧者も多く集まりました。しかも野外ステージでありながら屋根と椅子が完備されているので、雨も日焼けも、座る場所も一切心配いらず。「怪我の功名」的イベントとなりました。
幸いなことに天気は次第に回復。必死に直前練習をする人、芝生にレジャーシートを広げて寝転がる人、出番まで動物園を堪能する人、観覧車に乗りまくる人。思い思いの過ごし方で、みんな楽しそうです。
正午には県内で人気のTV番組「若っ人ランド」の企画「2週間の練習でウクレレステージに立てるのか!?」に挑戦した人々が登場したり、「全国ゆるキャラ」グランプリに輝いた熊本が誇る「くまモン」が登場したため、それを見ようとちびっ子たちが大集合して会場は大盛り上がり。
その後は「想い出がいっぱい」を演奏したチームの先生の粋な計らいで、元H2Oの中沢堅司さんが演奏直線にサプライズゲストとして登場。会場はもちろん、何も知らされていなかった演奏者たちはびっくり仰天! 中沢さんの天使のような歌声に会場が酔いしれつつ、緊張しつつのウクレレ演奏です。
演奏後、「一生の想い出になりました!」「まさに想い出がいっぱいの一日となりました!」と語ってくれました。
ラストはIWAOさんの登場。爆笑トークやウクレレ一発芸を盛り込みながらの圧巻のウクレレテクニックに、会場の全員が食い入るように見入っていました。
あっという間に終了時間の17時。イベントは大・大・大成功に終わりました。
音響とMC以外は全部が講師たちによる手作りのイベント。1年間、毎月1回の会議を重ねてなんとか第2回目の開催に漕ぎつけました。時には激論を交わすなか、回数を重ねて初めて見えてくる点も多々あり、「第1回目よりさらに良いものを!」という目標に向かって忙しいなか頑張ってきました。日本全国を探しても、違うウクレレ教室の講師が手をつないでひとつのイベントを作り上げていくというのは、そうそう例がないんです。くまモン効果にあやかって、熊本が全国で一番ウクレレが盛んな場所になれたらいいなと思います。来年はぜひ全国のみなさんも参加してくださいね!
Information
くまレレピクニック公式サイト
http://kumalele.com/
※くまモンのテーマ曲「くまもとサプライズ」はボンボ藤井さんがウクレレで作詞・作曲しています。
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