musician's talk ウクレレを愛するミュージシャンへのインタビュー
gray-dot
Vol.1 独学で弾き続けたウクレレ

sekiguchi


――ブリットニーさんはウクレレだけではなくさまざまな楽器を演奏しますが、メインはウクレレ。ウクレレにはどんなふうにのめり込んでいったんですか?
「4歳で初めて弾いた楽器はピアノでした。ずっとピアノを弾いていたんですが、11歳のときにおじいちゃんにウクレレをもらいました。それはおじいちゃんのお母さんが弾いていたウクレレで、1950年代製のカマカです。手に取ってすぐに、面白くてずっと楽しめる楽器だと感じたんです。できるだけ楽器に触れていたかったので、ウクレレで習った曲をピアノで弾いてみたり、逆にピアノで習った曲をウクレレで弾いてみたり。とにかく楽しくてずっと楽器を触っている子どもでした」

――家族や親戚にミュージシャンはいました?
「プロのミュージシャンはいないですけど、おじいちゃんはウクレレも弾いたし、ハワイアン・ミュージックが大好きでした。おじいちゃんのお父さんが日本人で新潟出身なので、おじいちゃんは日本とハワイのハーフなんです」

――ブリットニーさんは日系4世ということですね。みんな音楽が好きな家族でした?
「母はクラシック音楽が好きで、私がおなかの中にいる間もずっと聴いていたそうなので私もクラシックが好きだし、父はカントリー音楽が大好き。おばあちゃんはデンマーク出身なのでデンマークの音楽もよく聴いて育ちました」

――いろんなジャンルの音楽を子どもの頃から聴いていたんですね。
「私はハワイ島のヒロで生まれ育ったんですが、最初はおじいちゃんのお友達からウクレレのレッスンを2年間受けたんです。できるだけたくさんの音楽を弾いてみたいという気持ちが強かったので、その後は独学でウクレレを勉強して、習いたいことを習いたい時にだけ教えてもらってきました」


――最初にウクレレで弾いた曲は覚えていますか?
「カアウ・クレーター・ボーイズの『Carly Rose』です。たまたまおじいちゃんがラジオをつけたときにかかったのがこの曲だったんです。聴いてすぐに『この曲が弾きたい!』と思って練習しました」


普段はシャイな性格のブリットニーだが、ウクレレや音楽のことに関してはハキハキと明確に話す姿が印象的。
――好きなミュージシャンや影響を受けたミュージシャンは?
「全部挙げると長いリストになっちゃいますけど、まずはギタリストのオリアンティ。彼女はマイケル・ジャクソンのコンサートでもギターを弾いています。あとベーシストのタル・ウィルケンフェルド。マーティ・フリードマンやジェフ・べックも大好きです。たくさんロックを聴いてきました」

――15歳でファースト・アルバムを作ったわけですが、ずっとソロでやってきたんですか? バンドを組んだことは?
「カヴァーバンドでベースを弾いていたこともありました。ベースは2番目に好きな楽器ですね。今はほとんどソロでやっていますが、地元ヒロや大きな会場で演奏するときなどはよくバックバンドのメンバーとやっています。ヒロにメンバーがいるんです」

――ほかの楽器と比べて一番ウクレレが好きな理由は?
「とても小さくて気取りのない楽器なのに何でも弾けるところかな。ギターで弾ける音楽はウクレレでも弾けますから。違いは6弦で弾いていることをどうやって4弦で弾くかということだけで、ウクレレで何でも弾けちゃうんです」

――ほかの楽器と比べて、ウクレレを弾く際に心がけていることは何かありますか?
「特に心がけていることはないです。ただギターと同じように弾くということさえ思っていれば大丈夫かな」

――楽器によって頭のスイッチを入れ替えることはないんですか?
「チューニングの違いくらいで、基本的に楽器に対するアプローチは一緒です。たまにギターとウクレレのチューニングを間違って、それがむしろ面白かったりもしますけど(笑)。楽器を弾くのは自分の魂の延長みたいなものだと思っていて、自分がそのときに感じたものが演奏に出るので、たとえばちょっと怒っていたら演奏も荒くなるし、リラックスしていたらソフトにゆったりとした弾き方になります」

――自分に音楽の才能があると気づいたのはいつですか?
「まだその時は来ていないです(笑)。音楽をするのは本当に楽しいし、その技術があることはとても恵まれていると感じますけどね。自分が音楽を奏でる時に感じることを聴いてくれる人にも感じてほしいと思っています。音楽の楽しさや素晴らしさを伝えることができることはとても嬉しいです」

――学校には通わずにホームスクーリングで育ったそうですが、そのおかげで音楽にたくさんの時間や情熱を注ぐことができたんですかね?
「ホームスクールだったことはすごくよかったと思っています。朝6時に起きて、6時半から9時までは学業に専念します。それ以降はずっと音楽を聴いたり演奏したり、一日の大半の時間を音楽に費やすことができたので、ラッキーだったと思います」

ライヴ直前ですが、カマカ・ウクレレクラブのイメージキャラクター、カマカちゃんと記念撮影。




















line

arrowトップページに戻る

 

©T.KUROSAWA & CO.,LTD All Rights Reserved.